最悪なホームステイに当たってしまったけど、どうしたらいいかわからない..
ホームステイ先がもう嫌いでしかたない..
ホームステイ先が自分に合わなかったり、「どう考えてもハズレだろ..」というようなステイ先を引いてしまうと、家に帰るのが憂鬱になったり、毎日が楽しくなくなったりと、ろくなことがありません。
実は私も、同じことで悩んだことがあります。
ホームステイ先でのストレスに耐えられず、毎日家に帰るのが嫌で仕方ありませんでした。
- 理不尽または厳しすぎるルール
- 居場所がない、交流がない、部屋に閉じ込められている感じがする
- カルチャーショック、習慣などに耐えられない
など人によって理由は様々だと思いますが、放っておいては心が病んでしまうので早急に対処する必要があります。
実際に私は、
- 1年留学で3回の「ホームステイ先変更」を経験
- それぞれ別の方法でステイ先を探した
- 最終的には解決した
といった感じでそれなりの数のホームステイ変更を経験しました。
中にはホストファミリーがネイティブですらない、という環境もありましたw
ちなみにステイ先の遷移の流れは
ホームステイ → ホームステイ(一時的)→ ホームステイ → 現地の友達の家
といった感じで、最後は友達の家で落ち着きました。
実際に私がどのように解決したかなど、私自身の経験談を交えつつ「最悪なホームステイにどう対処すべきか」について解説してきます。
- 今のステイ先と合わない場合の対処方法
- 最悪なホームステイに当たってしまった時の対処方法
- ホームステイ先の変更方法
- 新しいホームステイ先の探し方
まずは精神的なストレスを和らげる
必ず、相談しよう
とりあえず、誰かに相談するようにしましょう。
一番良いのは、信頼できる友達に話を聞いてもらうこと。
例:別の日本人留学生、現地の友達など(愚痴を言うのではなく、相談といった意味です)
周りに話せそうな人がいない場合、家族や日本で提携した留学エージェントに相談しましょう。
勉強しに来ているのに病んでしまってはどうしようもありません。
また、小さなことでも我慢し続ければ後で大きなトラブルに発展することも。
心が疲弊する前に対処してしまいましょう。
価値観や考え方の違いなら、話し合ってみる
価値観や考え方の違いで悩んでいる場合、思い切って話し合ってみるのもいいかもしれません。
それぞれ育った生活環境・文化は違うということを理解しておく必要はあります。
何か理由があるのかもしれませんし、それを知ろうともせずに自分は正しい!というわけにはいきませんからね。
他にも、気持ちのすれ違いであるケースもあるよ。
例えば、「ファミリーが全然話しかけてくれないし、嫌われてるんじゃないか」
でも実は、あなたが常に暗そうだからそっとしておこうと気を遣ってくれているだけかもしれません。
「なんで~なの?」と直接聞いてみるか、聞きづらい場合は留学エージェントを通して聞いてもらうというのもアリだと思います。
気持ちのすれ違いだった場合は、ちゃんと話し合えば解決できる可能性があるからです。
ホームステイ先を変える
どうしても無理!今すぐに出たい!という方もいるでしょう。
これはとある都市のホームステイの申し込み時の条件の1つですが、
If students are not satisfied in their homestay with clear reasons, they can request to change their Homestay.
(もし生徒がそのホームステイに不満があり、明確な理由があるならば生徒はステイ先変更をリクエストできる)
とはっきり書いてあります。(もちろんホームステイ会社によって条件が異なることはあります)
合う・合わないはどうしてもありますし、病んでしまっては勉強どころではありません。
どうしても耐えられない場合は、ホームステイ先を変えてしまいましょう。
ということで、具体的な手順について説明していくよ。
まず、ステイ先を変える場合、以下の選択肢があります。
- 別のホームステイを探す
- 学校の寮やアパート、シェアハウスに住む
- 現地の友達の家に住まわしてもらう
その中でも、今回は「別のホームステイを探す」に絞って解説していきます。
アパートやシェアハウスについては今回触れませんが、この場合はインターネットで自分で探す、Facebookで募集を探す、現地の友達に聞いてみるなどの方法があります。
では、新しいホームステイの探し方について見ていきます。
新しいステイ先の探し方
新しいホームステイを見つける方法は大きく分けて以下の3つです。
- 学校の留学生課にホームステイ変更を申し出る
- 留学エージェント経由で探してもらう
- 自分で探す(友達に紹介してもらう)
学校の留学生課にホームステイ変更を申し出る
現地の学校のホームステイ・コーディネーターか留学生課に掛け合いに行きます。
理由を説明する必要があるので、英語力に不安がある場合はちゃんと伝わるように事前に何かしらの準備をしておきましょう。
ホームステイコーディネーターはできるだけあなたの希望に沿ったステイ先を探すため、新しいステイ先が決定するまで何週間か時間を要します。
ホストファミリーの変更が承認されたら、ホームステイコーディネーターはホストファミリーに生徒が退出予定であることを連絡します。
私の経験上、ホームステイコーディネーターの人が生徒が変更したがった理由(苦情や不満)を伝えている様子はありませんでした。(少なくともコーディネーター側からはないそうです)
しかし、ホストファミリー側が電話で探りを入れる可能性もあるので、絶対知られないという確証はありません。
なので、理由を伝えるときに「理由を知られたら気まずくなるので言わないでおいてほしい」などと念を押しておくといいと思います。
伝える理由が”超”大切
私の場合、私自身が退去理由をホストファミリーに伝えたわけですが、そこでの1番の問題点が
退去までの期間、気まずい雰囲気で過ごさなければいけなくなるということ。
そうなるのをできるだけ避けるためには、上手い理由を考える必要がありました。
実際に私が使ったのが、「友達の部屋に空きが出たからレジデンス(学校の寮)に移ることにした」です。
別に寮でなくてもシェアハウスでも構いませんが、要はホームステイ自体を辞める、と伝えることです。
ホームステイファミリーはあなたがその後どこに移ったかは知らされないので、向こうにバレるということはありません。
退去まで気まずい空間が続くかどうかは伝える理由で変わる
ということで、事前にしっかり理由を準備しておくことが大切です。
エージェント経由で探してもらう
日本で契約した留学エージェントに連絡して、新しいホームステイ先を探してもらうということもできます。
流れとしては、留学エージェントが直接受け入れ先を探すのではなく、エージェントがホームステイ会社へ代わりに依頼してくれるといった感じです。
具体的には、エージェントがあなたの希望(大体以下の項目)
- 滞在期間
- アレルギー情報
- 家族構成の希望
- その他希望
をホームステイ会社に提出し、そこからホームステイ会社があなたの希望に近い受け入れ先を探すという流れです。
そのため、探してもらうのにある程度時間がかかること、手数料がいくらかかかる場合があることを了承のうえで依頼します。
注意したいのが、エージェント経由で探してもらった場合は
留学生側からステイ先を選ぶ権利がないという点です。
これはホームステイコーディネーターに探してもらう場合も同様だよ
受け入れ先が見つかった時点で希望の条件ではなかったからといって変更することはできません。
つまりはガチャのようなもので、ハズレを引く可能性もあるということ。
申し込みの際にいくつか別で希望条件を付けることができますが、付けた条件が100%通るわけではありません。
新しい受け入れ先が当たりの家である確証はない、というのをわかったうえでの申し込みとなります。
自分で探す(友達に紹介してもらう)
現地でできたコネクションを使って自力で探すこともできます。
私の場合ですが、友達にホームステイのことについて相談していると、相手が「その友達のホームステイに空きが無いか」ステイ先に聞いてくれたりと、すごく助けられました。(あまり他人任せにしたり、それ目的で相談するのは良くないですが..)
または、もうすぐ帰国する予定の人はステイ先に1枠空くことになるので、周りにそういった人がいるならば聞いてみるのも良いかもしれません。
この場合はメリットは、
直接どんな感じか事前に聞けるので、ステイ先選びに失敗しづらい
ということです。
もちろん紹介してくれた人の顔に泥を塗るわけにはいかないので、そのあたりはよく考えて行動する必要があります。
ホームステイ先変更の際の注意点
理由はできるだけ客観的にして伝える
エージェントを利用する場合もホームステイコーディネーターに話す場合も当てはまることですが、聞く側が納得するように理由はできるだけ整理してから伝えるようにしましょう。
伝え方によっては意思の疎通ができていない、文化や習慣の違いによって生まれる学生側の誤解だと思われる可能性もあります。
相談の場合はそんなこと考えなくていいですが、変更を申し出る場合は「どうすれば納得してもらえるか」を考えておくようにしましょう。
退去する2週間前までに申し出が必要
ホストファミリー変更や退去する少なくとも2週間前までには申し出る必要があります。1ヵ月前に連絡が必要な場合もあります。(自分は後者でした)
そういう規定があるため、急には出ていけないのです。
2週間とか待てない!今すぐに出たい!!
そんな方もいると思います。出た後の行き先がすでに確保できていることが前提条件になりますが、2週間以内に出たい場合、ホストファミリーが了承すれば出られる場合もあります。
その際のステイ料金は相談になると思いますが、
- 2週間分または退去までの残り日数分の料金を払って退去するケース
- 料金関係なく退去していいケース
おそらく上記2つに分かれると思います。いずれにしても交渉は必要です。
ホームステイを収入源やビジネスとしてやっているところもある
つまりどういうことかというと、引き留められる可能性があるということですね。
大事な収入源を失うわけですから、何かしら言ってくるでしょう。
私の場合、最初のホームステイ先がどうしても嫌で、滞在1ヵ月目くらいで「退去したい」と伝えた時、ホストマザー(メキシコ人)に
「1年間の契約だったでしょ」とか、「新しい生徒を見つけなきゃいけないから2カ月は待ちなさい、それまで出ちゃダメ」とか言われたときは
あ~、本性を現したな、、と感じましたね。
反論したら、最終的には「家計に協力的なら2ヵ月は待って」と。
はい。もう、そういうことですよね(笑)
ちなみにファミリーが新しい生徒を見つけるまで待たなければいけない、などといった決まりはないので従う必要はありません。
退去する最低2週間以上前(または1ヵ月)に申し出る必要はありますが。
ホームステイ先が合わないなら変更すべき:まとめ
本記事では、新しいホームステイ先を探す方法として
- 学校の留学生課にホームステイ変更を申し出る
- 留学エージェントに探してもらう
- 自分で探す(友達に紹介してもらう)
上記3項目について解説しました。
ここまで読んでくださった方は「やっぱり我慢しよう..」とはさすがにならないと思いますが、やっぱり環境を変えるには自分から行動するしかありません。
それも留学で学べることの1つなんですけどね。
逆に言えば、自分のやり用によってはどうとでもなる、ということです。
帰国したときに後悔しないよう、今行動しましょう。